風の章(祭壇の洞窟)

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  「いてて…」 穴の底へと勢いよく一人の少年が落ちてきた。 ぶつけた所を摩りながら、少年は真上の穴を見上げる。 「まいったな…まさか穴があいてたなんて…」 少年の名前はルーネス。 少し軽い一面があるものの、正義感が強い少年だ。 彼は出口を探すため、道を歩き始めた。 すると、目の前にゴブリンが三体も現れた。 「何なんだよも-!!」 ルーネスは持っていたナイフを右手に、襲いかかるゴブリンに立ち向かった。  
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