(カズス)

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  ルーネスとアルクゥは、シドからの依頼を請け、西の砂漠に来ていた。 「あそこだな…」 二人は意気揚々と中へ入った。 けれど中には、明るい茶の髪が外にハネた少女が伸びをしていた。 振り返るなり、ルーネスとアルクゥの姿を見てかなり驚いている様子だ。 「きゃっ!?…だれよ、あなたたち…!?」 「お前こそだれだよ!?この飛空廷はオレ達がシドから借りたんだぞ!」 少女は胸の前で両手を合わせて、得意気に顔を上げた。  
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