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三人はシドに借りた飛空艇に乗り、レフィアが言っていたサスーン城に来ていた。
城の前まで行くと、金髪を前に流れるように癖をつけた青年が扉の前でうなだれていた。
「どうしたんだ…??」
ルーネスが声をかけると、青年は三人に向き直った。
薄いブルーの目が、少し沈んでいた。
「城の人はジンの呪いによって、姿を変えられてしまった…。」
青年は暗い顔をより下にさげ、声にもハキは無かった。
けれど、身なりからして、この城の兵士だとは分かる。
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