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「なるほど…お前達を王に会わせよう。私は先に行っているぞ。」
それだけ告げ、青年は扉が開いた城の中にそそくさと入って行った。
後に三人も続く。
城の中の造りは一風変わっている。
城の中へ入れば、目の前に階段が続き、周りにはジンの呪いを受けた城の人々がうろうろしていた。
「ここを昇ればいいのか?」
ルーネスは少しため息混じりで階段を見た。
レフィアは呆れながらルーネスを見て、深いため息をつく。
が、アルクゥだけは、王に会える気持ちで、少しうきうきしていた。
城の人々はきっと、この三人を不思議に思ったに違い無いだろう。
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