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王は頷き、ルーネス達を見た。
「なるほど。ミスリルの指輪でジンを封印しようというのか…。」
しかし、王はまたうつ向いてため息をついた。
「だが、肝心の指輪を持つサラがどこにも見当たらんのだ…」
それを聞いた青年は、顔色を変えて一歩前に歩みでた。
「サラ姫様が!まさかジンにさらわれたのでは!?」
「おお、サラよ…。ジンはここから北にある封印の洞窟にいるはずだが…。」
ルーネスはそれを聞いて、大きく頷いた。
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