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ジンは負けた。
立ち上がる力も無いのだろう。
「さぁ!今度こそ覚悟なさい!」
サラは走りより、指輪を高くかざした。
指輪から放たれた白い光に、ジンが包まれる。
「ぐおぉぉぉぉ--っ!!」
ジンは封印された。
ルーネス達は見事に勝利した。
けれど、4人の体が急に消え始めた。
「あれ!?何だかおかしいぞ!!」
サラは4人を見、イングズを見つめた。
「姫様!私達に構わず城にお戻りください!」
サラはまた4人を見た。
「皆どうしたの!?」
4人がゆっくり消える。
サラは目に涙を溜め、イングズに走り寄り、抱きつこうと両手を広げた。
「イングズ!消えないでっ!!」
サラの叫びも虚しく、4人は姿を消した。
サラの涙が少しじめった地面に一粒落ちた。
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