(封印の洞窟)

11/19
前へ
/133ページ
次へ
  王は、元の姿で王座に座っていた。 「ありがとう若者たちよ。そなたたちのお陰で、皆が救われた。」 ルーネスは少し笑いながら、王に言った。 「それじゃオレたちはこれで…。光の戦士として旅立たなきゃいけないんだ。」 「光の戦士!?イングズよ…そなたも行ってしまうのか…」 寂しそうな王を見てはいられず、イングズは下を向いた。 「はい…」 「そうか…わかった。そなたたちが力をあわせれはどんな困難にもたち向かえるだろう。」 『はい!行ってまいります!』 そして、王からおりたたみのカヌーを受けとり、王の間を出た。  
/133ページ

最初のコメントを投稿しよう!

90人が本棚に入れています
本棚に追加