風の章(祭壇の洞窟)

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  ルーネスは少し不服そうな顔色を浮かべていた。 そんなルーネスをクリスタルは気にもとめなかった。 『さぁ…旅立つのだ…!!』 クリスタルのその言葉とともに光がルーネスを包んだ。 「うわっ!?ちょ…ちょっと待ってくれ!まだ聞きたいことが…!」 ルーネスは目も開けられないくらい眩しい光に、言葉を遮られた。 外には綺麗な草原が広がっている。 ルーネスは光に解放され、外へ脱出出来たのだ。 「………」 ルーネスは気が付き立ち上がった。 「ここは!…なんだったんだ…今のは…。光とか闇とか希望とか…。」 ルーネスは頭をかきながら呟いた。  
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