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朝食を食べ終わった翼は学校に行く準備をしていた
翼「筆記用具とノートと・・・あとはコレか」
コレとは学園長からもらった剣のことである
マヤ「準備できた?」
翼「ちょっと待ってください。いっちゃん、かっちゃん。留守番よろしくな?」
い「きゅ~」
か「・・・」
いっちゃんは返事をして、かっちゃんは首を傾げていた
翼「んじゃ、いってきます!」
と言って、翼とマヤは寮を出た
学園に着いた二人は、ある事で悩んでいた
翼「先生・・・俺どうすればいいんでしょう?」
マヤ「気合で何とかしなさい!」
翼「気合で全校生徒の前で何か言えるようになるんですか?」
マヤ「気合よ!気合!それより着いてきて?体育館行くから」
マヤはそう言ったので、翼は仕方なくついて行くことにした
翼「まずは挨拶でしょ・・・あとは意気込みとかですかね?」
マヤ「そんな感じでいいと思うよ?私はだけど」
そんな話をしている間に、体育館に着いた
翼「どうしよう・・・マジで」
マヤ「今更何言ったってねぇ・・・」
と言いながら、二人は体育館内のステージ裏に向かっていた
すると・・・
学園長「赤羽 翼。おはよう」
と、学園長が翼の後ろから現れた
翼「もう驚きませんよ・・・」
学園長「楽しくない!非常に楽しくない!」
学園長はがっかりしていたが、すぐに笑顔になり
学園長「まぁいい。今日のスピーチ期待してるからな?」
翼「もしかして、僕をいじめたいのですか?」
学園長「え~?だめ?」
学園長はそう言って、キラキラとした目で翼を見る
翼「そんな目をしても駄目です」
学園長「ふっ・・・まぁどっちにしてもスピーチはしてもらうぞ?」
翼はその言葉を聞いて、落胆した
翼「わかりましたよ・・・」
マヤ「翼君、がんばってね!」
そんな話をしている間にステージ裏に着いた
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