前途多難な美しき日々

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前途多難な美しき日々

「なに?俺の事話してないだ?」 「ええ、まぁそっちの方が面白いかな…なんて。」 「クックック♪アイツが義弟か…クックック♪」 何やら口では憎らしい事をいってる兄もどこかたのしそうだった。 「はぁ…。こんな日がくるなんて…ね?」 「なんだよ?」 「私は一生涯兄さんの世話かと思ってたから♪」 ちょっと皮肉を言ってみる。 「………………。」 何やら考える兄さん。 「麗那、面白いものみせてやろうか?」 「本当に面白いんでしょうね?」 いつもの悪戯顔を見せる兄。しかし次の瞬間私は驚いた。 「よっと♪」 「…う……そ…だって兄さん!?」 「まだまだ無理があるがな♪なぁに、後三年もすりゃ……な♪」 悔しい。 このタイミングでそんな事するのは反則だ。 「しばらくは厄介になるが三年たったら…な♪二人で幸せになれよ♪だから…二年間はいじめ倒す♪」 兄さんの事で泣くのは何度目だろう。目頭が熱くなる。 そして…私は運命の日を迎えた。
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