◆最低男。◆─陽─
2/7
読書設定
目次
前へ
/
168ページ
次へ
「あっ、ちょっと待ちなさいよ!」 土田さんの大きな声が、廊下に響く。 俺はその声を無視して歩みを進める。 鬱陶しい。 あいつのことなんて、考えたくもない。 あの顔を思い出すだけで虫酸が走る。 廊下の片隅で、壁をダンッと強く殴る。 拳がじんじんと熱を帯びて痛い。 「くそっ…」 髪をくしゃっと掻き上げる。 呟いた声は、誰かに聞こえるはずもなかった。
/
168ページ
最初のコメントを投稿しよう!
9人が本棚に入れています
本棚に追加
広告非表示!エブリスタEXはこちら>>
前ページへ
次ページへ
スターで応援
57(あなた 0)
小さく
文字
15
大きく
狭く
行間
1.8
広く
白
黒
クリーム
ゴシック体
明朝体
まとめてページ表示
指定なし
5ページ表示
10ページ表示
15ページ表示
ページコメント表示
ページスタンプ表示
最後に読んだページを自動で保存
最初のコメントを投稿しよう!