平和な日常。

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神様―名前は月白(ツキシロ)というらしい―がやって来たのは、ほんの1ヶ月前のことだ。 1ヶ月前の椋は、所謂不良という奴だった。 まぁ本人に不良だという認識は無いのだが。 授業をサボったり、 売られた喧嘩を買ったり、 夜中に(本人曰く)散歩していたりすると、周りから不良と思われるのは当然である。 その日は喧嘩を売られたので買い、相手をボコボコにして(ストレスが発散できるらしい。良い子は真似しちゃいけない。)帰り。 一人暮らししているアパートに着き。 鍵を開け。 部屋に入った途端。 「ワァァァァ!!!!!」 …という叫び声と… ガッシャァァァン!!!!! …という音と共に、神様が部屋の窓を割って入ってきたのである。
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