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ここは、滄海学園高等学校・バスケ部男子部室。
がたんっ!
っとロッカーにぶつかったあたしは悲鳴を上げた。
「いったっ!」
ロッカーのエッジの部分が、押し付けられた背中に食い込んでる。
「ちょっ…痛い、ユウキ!」
「黙ってなって。」
ユウキが息を荒げた声で耳に囁く。
「恋人同士が愛し合ってんだからさ。…ちょっとくらい激しくても我慢しろよ!」
そして勢い任せにつかまれた、あたしの胸。
「ゃっ!!!」
「何だよ凛、もー感じてんのか?」
愉快そうにそう囁くユウキをあたしは涙目になって見上げる。
違う;痛いんだってば。
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