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ジェジュンの家を出て
ゆったりとした長い下り坂を二人で歩く。
「俺、思うんだよね!下界に繋がるこの道が坂じゃなかったら、外出億劫じゃないのになって。帰りがね。」
「じゃあ、下界に引っ越してくればいいじゃん。」
「んー、下の空気は肌にも精神的にも悪いね」
「何だそれ(笑)」
「‥何?」
「ん、何が?」
「‥いや、手」
「坂下り終わるまで繋ごうよ。」
「ん。」
ただ、
実感したかったんだ。
ジェジュンにほんとに会えてるって。
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