未来から伝える過去の自分へ

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~放課後~ 「ひまだ~」 「健太!それは…」 2人とも 私に気を使っているのか? それより えらい… 苦しくて 頭がいたいし 体が少しだるい カゼかな? 昨日の雨かな 昨日… 歩きながら雨にぬれて帰ったからカゼひいちゃったのかも 熱がでてたらいけないから保健室に行こうか 「琉…健太!」 「何…加奈さん」 「依頼があったら私に後で伝えて…」 「どこ行くんだよ!」 「保健室に行って熱をはかってくるからね」 「行ってらっしゃい!」 本当に… 私が迷惑かけてんじゃんバカみたい… 「失礼します。先生少し熱が……!?」 『"星の力をよこせ"』 何…こいつ 星の力が欲しいの もしかして このネックレスのこと!? 「欲しいの??星の力」 欲しいって言ってもあげないよ! 『"我らは月の力の持ち主だがこの世で一番強い力の持ち主は星の力をさずかっている君だけだ"』 なっ何を言ってんの さっさと熱をはからせてよ!このバカ! 何が月の力よ そんなの… どうでもいいよ! 「アンタ達は月の力…どんなことができるの」 聞いても意味ないかも 『"我らは月の光を自由にあやつれるんだ 明るくしたり暗くしたりできるだから星の力は世で一番すばらしい力なんだ"』 星ってすごいんだね でも… ゆずらないよ 私の力… 過去に伝えなきゃ みんなの時間を取り戻さないとイケナイの それが… 私の指名なんだから
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