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各階のボタン脇に丁寧に説明が書かれていた。
「えっと食堂は…2階か」
2階のボタンを押すとエレベーターの扉が閉まり、降下していく。
チーンという音と共にエレベーターが止まり、扉が開くとエレベーターに乗ろうと待っていた人が沢山いた。
それを素通りしてエレベーターから降りると、すぐ近くに食堂はあった。
扉を開けて中に入ると時間が時間なのであまり人は多くなかった。
「―これが食堂…!」
高揚する気持ちを抑え、まずは腹ごしらえ。
「ふっふっふ…やり方はBL本で勉強済みさ!」
まず空いてる席に座る。
タッチパネル式のメニューで好きなご飯を選択。
そしてカードキーをカードリーダーにスライドさせる。
ウェイトレスが注文したご飯を持って来る。
完璧☆
「いっただっきまーす!…うまぁっ!」
さすが、私立だけあって料理もかなり美味しい。
バリエーションも豊富だから飽きることがなさそうだ。
「…―ごちそうさまでした!」
食べ終えた食器はそのまま放置し、食堂を後にした。
エレベーターに乗り、17階を押す。
そう、俺の部屋は17階。
しかもその階には俺の部屋しかないみたい
だ。
まったく父さんは…まあそれはそれで有り難いけどね~。
部屋に着き、早速広い風呂に入ってこの日はすぐに寝た。
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