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『違う。ワシと武爺は飲み仲間だ。少年の事は何千回と耳にタコ聞かされた』
へぇ~。てか爺ちゃん神様と飲み仲間って。いくら生きてた頃、墓場で幽霊と宴会やったとか戦争の時に敵軍の兵と殺しあった末に仲良くなって死ぬまで交流があったとか聞いてたけどそこまでいきますか。
『それでどうする?順番を待って生き返るか今すぐ生き返るか』
いやあのさ?爺ちゃんの事とボクの転生と何の関係があるの?
『……いや、その、な?少年の死因を知って武爺の奴、少年を生き返らせてくれんと酒に付き合わん!なんぞ言い出してな』
いやぁ、死んでも孫想いの爺ちゃんをもって幸せだなぁ……なんて言うと思う?思うわけなんでしょうが!
生き返らせてくれる理由がくだらねぇよ!なに酒に付き合わないから!?そんぐらい付き合ってやれよ、爺ちゃん!こっちは普通の事故だっての!別に神様側のミスで死にましたぁ、なんて理由じゃないんだからさぁ!?
『あ、いい忘れとったが実は少年な、今回の火事で死ぬ予定じゃなかったんだ』
ここに来て原因はそっちかよ!?何ですぐ言ってくれなかったの!?くだらねぇなんて言って爺ちゃんごめんねぇ!
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