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彼女は森羅万象この世のありとあらゆるモノ何もかも全てが嫌い。
三つの理由を並べて、大嫌いだと宣言する。
「貴方は好き。声も匂いもお腹も大好き」
彼女は僕の事だけ嫌わない。
大好きだって言ってくれる。
「……」
「パクチーって一体何の為に存在してるの。香りとか風味とか色合いとか。本当、大嫌い」
お皿いっぱいのパクチーを、味付けせずにわしゃわしゃ食べながらそんな一言。
僕は彼女が大好きだけど、やっぱり今日も、僕は彼女を信用出来ないでいる。
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