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鬱蒼とした森の中にひっそりと佇むその校舎。
この校舎を使わなくなってからは大分手入れされていないようで、木や草が伸び放題生え放題といった状態。
明かりなど当然付いていないその校舎、外壁には無数のヒビが入り、窓ガラスもかなり割れてしまっているようだ。
学校だった場所なのに、どうしてこう夜になるとこんなにも恐ろしく見えてしまうのだろうか。
たとえさっきのみっちゃんの話を聞いていなかったとしても、中に入るのは躊躇うレベルである。
「さぁ、行くぞ」
やはりここでも先陣を切るは部長のみっちゃん。
「ふぇぇぇ~!ほ、ほ、本当に行くんですかぁ~!?」
「行かなければ確かめられないだろう?」
「そ、そうですけど……。外で待ってるという選択肢は残されてないんですか……?」
藍那ちゃんもどうにか逃れようと必死の様子。
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