「死」に対する、感情

3/6
前へ
/191ページ
次へ
『君はなぜか死んでから生まれ変わる輪廻から外れてしまったようだ』 金髪碧目の神様は笑う。 『…ふふふ、面白いから僕が拾ったんだよ! 君を他の世界に転生させて、育ててみたい。』 「…あのさぁ、俺」 『まぁまぁ最後まで聞いてよ。』 いやこっちのセリフだろ! 『君は最強キャラにしてあげる♪ 基本ステータスはもちろん、魔法はなんでも使える、体術だって、なんでもできる! 俺のコピーにしとくよ あ、顔はハーレムができるくらいにしておくけどいいよね?』 「…めんどい」 俺がボソッと呟くと、神様は (゚Д゚)←こんな顔になった 「ぶっちゃけめんどい。 転生とかさせてくれって頼んでないし、別に生まれ変わらなくたっていい。 俺は女もいらないし、金も、地位も、名誉もいらない。」 本音をぶわーっと話す。 いっきに喋ったから疲れた。 俺はその場にドカッと胡座し、あくびする。
/191ページ

最初のコメントを投稿しよう!

243人が本棚に入れています
本棚に追加