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「何だ…佐之たちもやりに来たのか?」
襖からのぞいていたことは、バレバレだったらしい。
「いや…その…」
「じ、実は…っ」
永倉が痺れをきらしたように襖をバンッと大きく開けた。
「実はそうなんだよ!ふはははは!!」
「(新八っ!?)」
「な、佐之!」
「え、あ、あぁ。そういうこった。」
結局4人で刀の手入れを始めたのだった――…
―――――――――――
―――――――――
―――――――
日が傾き始めた…
「刀の手入れも終わったし…どうすっかな」
「平助の奴、いつ帰ってくんだよ」
「………」
「………佐之、新八…」
「ぁん?」
「お前たちは今日、炊事当番じゃないのか?」
「あ………あぁ!!」
「やっべ…」
「悪い、斎藤!後は任す!」
二人は大急ぎで勝手場に向かった。
ここ、新選組には女中も雇っているが炊事は幹部たちも交代交代で行うことになっているのだ。
まぁ、大体の仕事は膳を運ぶことだが…
「任すと言われたが、俺はもうやらなくてもいいみたいだ…」
「ぇ…?」
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