星は知っている

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川野は海山の左隣の椅子を引き、 「ブレンドを」 雰囲気を察知し何も言わずに近づいていたマスターの葉咲に言った。 腰をおろし、パソコンをおさめたバッグは足元に置く。 目礼で了解を返し、葉咲は静かに離れて行った。 海山はカウンターテーブルに左の肘をつき、手の平に顎を乗せている。
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