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その時、カイ君に声をかけられた。
カイ「グミ、今日の放課後暇?暇だったら体育館の裏にきてくれない?」
私は一瞬ドキッとした。
もしかして告白なんじゃ・・
でも、そんなことはありえないと私は自分に言い聞かせた。
だけど午後の授業はちっとも集中できなかった。
そして放課後になった。
ハク「ねぇグミちゃん本当に行くの?」
グミ「うん。一応ね・・あんまり期待はしてないけどね・・」
ハク「うん・・・その方が気が楽になるからね。」
グミ「じゃあいってくるね。」
ハク「私はいつでもグミの味方だからね!。頑張ってきて!」
私はとてもいい友達を持っていたのだと改めて実感した。
少しだけ涙が出てしまった。
グミ「あ、ありがとう。じゃあ今度こそいってくるね。」
ハク「いってらっしゃい。」
私は体育館の裏に着いた。
カイ君はもういた。
グミ「ゴメン。待った?」
カイ「いや、俺も今来たとこだから全然待ってないよ」
グミ「そう?ならよかったよ。で、話ってなに?」
いつになくカイ君は緊張しながらこう言った。
カイ「グミってさ・・彼氏とかいないよな・・?」
グミ「う、うん。いないけど、それがどうしたの?」
カイ「あ、あのさ・・もし、俺で良かったらさ・・つきあ・・付き合ってくれないかな・・・?」
グミ「え!?い、今なんていったの?」
カイ「お、俺と付き合ってください!!」
一瞬意味が分からなかった。だけどこれは告白だとわかった。
グミ「え?私みたいな女でいいの?」
カイ「グミみたいな女でいい、いや、グミじゃなきゃだめなんだ!」
私は夢を見ているのかと思った。しかし、これは紛れもなく現実だった。こんな日がくるなんて思ってなかった。
グミ「わ、私もカイ君のこと好きです。だから私と付き合ってください!」
カイ「そうだったのかよ~。だったら早く言ってくれればよかったのに。」
グミ「ゴメンね。ふられるのが怖くて言えなかった・・」
カイ「ば、ばか・・グミが告白してきたらふるはずないだろ」とカイ君は照れながら言っていた。
グミ「カイ君。」
カイ「どうした?」
グミ「大好き!!」
カイ「俺も大好きだ!!」
こうして私達は付き合うことになった。
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