プロローグ☆魔女のお茶会

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……ここはちょっとズレた空間にある巨大な鳥籠の中。 二人の女性が向かい合って座って、ティータイムを過ごしていた。 「あら、古い本なんか読んでどうしたの?」 右手を前髪で隠し、ツインテールの女性は空のコップに紅茶を注いだ。 「この世界の生い立ちが知りたくなっただけ」 金髪の腰まで長くてサラサラした髪の女性は古い本を置き、注いだばかりの紅茶を取った。 「この世界は“全ての母”のせいで、魔法がある……ぐらいは魔女の基礎知識ですよ?黄金の魔女さん?」
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