混濁ひいて白

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耳に手を当て 目を閉じる 聞こえるマグマと 命の真紅 もしかしたら 明日は白くなるかもしれない もしかしたら それは今日かもしれない いつだって零にはならない可能性 卓越した声 考えぬいた言葉 残される電子の記憶 僕が白くなったら 残ってるのに消えるのは それらの言葉で そうプログラムを仕込んだのは 電子より僕の声を頼って欲しかったから ただ会う それだけが大きな意味をもつ現代は 「言葉のドーナツ化ですか?」 例えようもない 空白の虚しさ
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