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「ラック・バラン、得意な魔法は風、嫌いなものは……落ちこぼれ」
ラックという少年はアークを睨み、席に座る
緑の瞳に、横に靡く銀髪
アー(俺のことか?)
アークはそれほど、気にすることなく、その後を過ごす
入学式も何事もなく終わり、寮に帰る
寮の部屋は学年もクラスもバラバラ
そのため、アークの隣の部屋が誰なのかはわからなかった
アー「ふぅ~……」
寮には3つのエレベターがあるが、案の定かなり込んでいたので階段で上ってきた
幸い3階の7号室だったので、そんなに疲れることもなかった
アー「ここか………」
アークが部屋に入ろうとするのと同時に、隣の部屋のドアが開き、中の人が出てくる
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