存在のしない子供 魔法学園入学

12/23
前へ
/415ページ
次へ
「ラック・バラン、得意な魔法は風、嫌いなものは……落ちこぼれ」 ラックという少年はアークを睨み、席に座る 緑の瞳に、横に靡く銀髪 アー(俺のことか?) アークはそれほど、気にすることなく、その後を過ごす 入学式も何事もなく終わり、寮に帰る 寮の部屋は学年もクラスもバラバラ そのため、アークの隣の部屋が誰なのかはわからなかった アー「ふぅ~……」 寮には3つのエレベターがあるが、案の定かなり込んでいたので階段で上ってきた 幸い3階の7号室だったので、そんなに疲れることもなかった アー「ここか………」 アークが部屋に入ろうとするのと同時に、隣の部屋のドアが開き、中の人が出てくる
/415ページ

最初のコメントを投稿しよう!

32人が本棚に入れています
本棚に追加