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「・・人が気持ちよく寝てんのに何やってんだよ、てめぇ・・。」
そして私の手首を離さずに、むしろより力を込めて言葉を続けた。
「何やってんのはこっちのセリフです。今月に入って一回も授業に出ないでこんなところで寝てて。あなたこそ何やってるのよ。」
「うるせぇな、てめぇには関係ねぇだろうが。つか、お前誰だよ。」
睨みつける強さを変えずに私の質問に答えた。
「誰だよって・・・。秋崎です！！２年生から英語を担当してる！！４月にも授業で会ったでしょ！？」
「あ？英語？・・あぁ、新米教師か。クソつまんねぇ英語の。」
「なっ・・！（なんですってー！！？）」
私は言葉が続かなかった。
確かに教師になって１年目で授業の内容は分かりにくいかもしれない。
それでも生徒の中には先生の授業面白いと言ってくれる子も少なからずいるのだ。
それよりも・・・。１か月間授業をしてきて顔も覚えられていないということに唖然としてしまった。
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