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『おーい、千秋くーん、聞いてますか?』
巧が、手をメガホンのようにして大きな声で言ってきた。
『なんだよ、巧。そんなことあり得ないんだから考えてもしょうがないだろ?なぁ、要?』
要は、何かを考えているようで真剣な顔をしていた。俺は、また要をかまいたくなって、首に手をまわして顔を近づけた。
『わッッ///千秋、なにしてんの!?』
要は、驚いて俺から逃れようとしていた。だから俺は、もっと要を引き寄せた。
『要クン?俺の話をスルーするつもり?そういう子には…お仕置きが必要かな……?』
俺は、そう言って要の頬に触れる触れないぐらいの位置に手を置いて、ニコリと笑った。
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