『性転換』

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『…おはよ。』 母親と葉瑠は話をやめて俺を見た。 『あ、お兄ちゃんおは……!!誰!?』 葉瑠は俺を不審げに見た。 (こいつ、アホなのか。) 『はぁ?なにいってんの?おまえ、遂にいかれたか。』 俺が呆れた口調で言ったら、葉瑠のこめかみがピクッと動いたのが見えた。 『初対面の人に向かって何て事を!お母さん、警察呼んで!!』 葉瑠がそう言うと母親は電話に手をかけた。
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