綺麗な首飾り。

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綺麗な首飾り。

あの大惨事から もうすぐ30年経つのだろうか……。 僕らは夜に病院から抜け出して 僕らが生まれた地へ行く。 地図は持たないけど 自転車さえあれば行ける筈だ! 彼女は自分の座高くらいある チェロを持って。 ヴィンセント……。 私は貴方が好きになってしまったみたい。 だけど貴方は私を醜いと思うかもしれない。 生きる事さえもう叶わないかもしれない。生まれながら穢れてるのですもの。 けど 生まれた地へ行くって誘ってくれたのは嬉しいわ。 あの地の数キロには 禍々しい"磧棺"が あるけれど。
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