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「おっせェよ。シン。」
呉羽は苦笑混じりに立ち上がり、シンに向かって手を差し出した。
「…ん?なに?」
シンは訳も分からず手を握る…と、瞬間にグッと引き寄せられ、胸元に違和感を感じた。
「イッタダキますvV」
呉羽は不遜な笑みを見せつけ、シンを放すと煙草を咥える。
「つか今日ライチの家。」
シンは胸元のポケットにあった煙草が無い事を確かめる様にシャツを叩く。
呉羽が投げ返した煙草を受け取ったシンが歩き出すと、呉羽は笑いながらその後について行った。
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