僕と俺

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一方、門に向かった俺。 そこには、多くの外国のプレスがいた。 「何だ?」 門では、先生が相手の言葉が上手く判らずに困惑していた。 当然だ。 話してる人・・・・・ドイツ人だもんな。 俺はドイツ語で話しかけた。 すると、直ぐに反応してこっちに話しかけて来た。 何でも、この学校に先日のネット公開されてたコロンビア大学の卒論の答えを打ち込んだ人が居ると。 俺は、直ぐにピンっと来た。 俺が書いたあの答えを、ネットで募集してたから、深く考えずに送信したんだろうな。 全く面倒な事を。 俺は、他のプレスともそれぞれの国の言葉で流暢に話を済ませた。 それにより、騒ぎは治まって行く。 「な!お前は藤堂!一体、何を話しているんだ!」 まあ。カタコトの英語位は話せる先生のようだけど・・・・。 通用しないよな。普通。 しかも、集まってるの英語圏だけじゃねえもんな。 世界中から来てるし。面倒この上ない。 俺は全員に話をして、落ち着いてもらうと先生に言った。
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