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すると、奈々が爆弾発言をしてくれた。
「あら。大丈夫よ。龍ってば、お爺ちゃんを倒しちゃったんだもん」
その言葉に、俺は頭を抱え皆は驚愕の声を上げる。
「う・・・・・嘘をつくな!」
そう言って、殴りかかって来た山田の腕を俺は払った。
「奈々。何なんでもかんでも話してんだ?」
俺の言葉に、奈々は笑顔で言う。
「だってえ。龍が馬鹿にされるのって私、悔しいのよ!
今までだって、ずっと我慢してたんだから!」
奈々の言葉に、俺は苦笑する。
「ごめんよ。奈々」
俺の言葉に、奈々は笑顔になって言う。
「もう、隠す必要ないのでしょ?」
奈々の言葉に、頷く俺。
「ああ。そうだな」
その途端。
大声で怒鳴る山田。
「俺達は認めないからな!お前みたいな弱虫が勝っただと?!どうせ、卑怯な手段でも使ったに決まってんだ!」
「そうとも!今まで、俺達に勝てた事なんかないくせに!」
「お前見たいな弱虫が格好だけで、奈々ちゃんの婚約者だと?調子に乗ってんじゃねえぞ!」
「ちょっと、来い!」
そう言って、俺の制服の襟首を掴んで連れて行こうとする山田。
「何してんの!次の授業始まるわよ!」
大きな声で制止する女子生徒に怒鳴る山田達。
「煩せえ!関係ねえよ!」
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