僕と俺

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俺は鞄と上着を其処に置いて、結界魔法陣で保護すると屋上に飛び降りた。 「なんだ?何か用か?」 俺が笑顔で言うと、彼等は殺気立って俺を睨んだ。 「何か用かじゃねえよ!何で貴様は新庄奈々を騙して、婚約なんてふざけた状況にしてんだよ!」 「奈々ちゃんは、皆のアイドルなんだぞ!勝手な事してんじゃねえよ!」 「さっさと別れろよ!」 「どうせ、顔だけでたぶらかしたんじゃねえのか?」 「そうとも!強い振りしたって無駄なんだよ!さっさと諦めろや!」 次々に出てきた生徒達が、俺を睨む。 そして、皆、武器を構える。 俺は大きな溜息をついた。 「お前等じゃ話になんねえよ。全く。面倒だな」 俺は頭を掻く。 それから、少し考えて指でチョイチョイと挑発する。 「「「「「「「馬鹿にするな!」」」」」」」
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