僕と俺

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その声と同時に一斉に襲い掛かってきた。 だが。 次の瞬間。 俺は、素早く動き全員に当身をして気を失わせた。 ドサドサドサ・・・・・・・。 次々に、生徒達は気を失ってしまった。 「ふう・・・・・・・・準備運動にもなんねえよ」 俺は、溜息をついてもう一度給水タンクの上に上がると鞄や上着を取って彼等が出てきたドアから下に降りた。 下では、多くの生徒が不安そうに上を見上げて居たが、俺がまったく無傷で飄々と降りて来たので、全員が驚愕の表情をする。 「ええ?あの・・・・・他の皆は?」 女子生徒の1人が不安そうに言って来たから、俺は笑顔で言った。 「ああ。皆。眠って貰った。面倒だしな。んじゃな」 俺は、さっさとそこを離れて教室に向かった。 皆は、呆然と俺を見送った。 何か、叫んでるような声も聞こえたが無視だ。 俺は早々に教室に戻り、授業に参加した。
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