帰還

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とりあえず、ある程度の料理は出来るようになってるからなあ。 俺は、1人で黙って朝食を済ませるとおしぼりで顔を拭き髪を整えて、制服に着替える。 支度を済ませて、時計を見るとまだ6時だった。 少し考えてから、俺は、机の上のノートパソコンを立ち上げた。 そして、自分のメモリを・・・・・・・消去した。 そこには、今まで苛められた記録と相手。 その恨みやつらみが山ほど記録されており、その上多くの復讐方法が検討されていた。 「全く・・・・・・・暗いよな」 そう呟くと、今度は多くのページにアクセスする。 次々にページを開き、確認する。 情報を次々に集めると、キーボードを叩く。 俺は、様々なページにアクセスする。 そして、暫くして慌てて時計を確認すると時刻は7時を示していた。 慌ててPCを閉じると、鞄に入れて立ち上がった。 部屋の戸を開けて廊下に出ると、トレイを廊下に置きそのまま玄関に行き靴を履いて外に出る。 キッチンでは、家族の騒ぐ声が聞こえた。 あははは。驚いてんだな。 俺の作った朝食ってんで。 毒でも入ってると思ってんのかな。 かもな。今まで、陰気だったし。 俺はそのまま、家を出て駅に向かう。
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