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「綾瀬、転校しなさい」
「は?」
俺、榎本綾瀬は母から命令をうけた。
どうやら俺は退学処分を受けたらしい。
まぁ、そりゃそうか。と、あっさり納得できた。
だって毎日毎日、喧嘩を売られては買い、叩きのめしてきたしね…。
好きでやってた訳じゃないけど。
今までに俺は反省文を何回書いてきたんだろう。ふざけた文しか書いてなかった。
学校側からしてみれば問題児だったのかもしれない。
ただし俺は勉強ができる問題児だったからあまり注意受けてなかったけど。
まぁ、一昨日はやり過ぎた感あるし…。
「明日からあんたは寮に入ることになるわ。今日中に荷物を纏めなさい。はやく」
「はぁ?寮?…明日?」
「わかったわね?この馬鹿息子」
急すぎる展開についていけない俺。
これが昨日。
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