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「美鈴、お前足っ…!」
ソファーにごろんと寝込んでいる美鈴はもう少し動いたら、スカートがめくれてしまうような恰好をしていた。
すると美鈴は何でも無いように、wiiを見たまま
「下に黒パン履いてるから大丈夫ー」
「…はぁ。お前はそういう奴だよな」
「そーゆー奴って一番知ってんの、星葉じゃんか」
「まぁ、そうだけど」
そう言いながら、制服のシャツを脱ぐ。夏に差し掛けの今が、一番蒸し暑く俺は一番嫌いだ。
最後のボタンに手を掛けた時に美鈴が
「…星葉、脱ぐね」
そうwiiから目を離してこっちの手を見ながら、言ってきた。
やっとwiiから目反らしたかと思いながら
「だって暑くね?美鈴も脱いでいいよ」
そう言って白いシャツを床に投げた。半裸になった俺はその涼しさに思わず、ため息をついた。この開放感は裸じゃないと味わえない。
すると美鈴がこっちに顔を向けて
「セクハラッ!」
と俺に一番似合わない言葉を言って笑うと、wiiを切ってこっちに来た。
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