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胸の前で両手を合わせて詠唱を始めた
「我と契約せし狭間の門番よ、変わらずの門を開きて我等を導け"結付の門"(ユフノモン)」
目の前が光に包まれ異常にデカくて黒い門が現れた
「"開門"!!」
「マジかよ・・・・」
デカイ門が開くと更に強烈な光に包まれた
「ちっ、厄介な奴等に保護されたモノだ・・・・」
誰も居ない筈の"異界"で黒いフードを被り性別さえ分からない者が立っていた
「主に報告した方が良いか・・・・」
音も無く闇に溶け込む様に消えた
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