始まりは突然に

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悠連は近くの公立高校に入学した 学校では基本何事もなく目立たないように1年と1学期を過ごした 花の高校生活、友情や恋、はたまた将来の夢を見つけ青春を謳歌していく・・・・ なんて只の幻想だったのだろう、挨拶をする程度の付き合いだけ、熱中するモノ、将来の夢、それどころか世界にすら興味を失くしていた だが悠連は興味?を持ち始めていた・・何故ならこの頃よく見る夢と似たような状況におちいっているからだ 今回は雄たけびを上げながら鼠色の塊が悠連に突進してきてのを慣れた感じで横に跳んで避けた 何故かエンジンが掛かっている車を背にして鼠色のソレを見るとデカい1つ目に驚いた 更に襲いかかって来るソレの剛腕を避けると左手が車に突き刺さりガソリンの臭いが充満 ヤバいと思いつつ車から少し離れた時、目の前が一瞬真っ白になり背に強烈な熱を感じると爆風に煽られ地面を2,3回バウンドしながら転がった 痛みを気にする前に体勢を立て直しビルの間へと身を隠した ___ __ _ 「とりあえず逃げたいけど奥が行き止まりって・・面倒臭ぇなぁ・・・・」
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