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「じゃあ、夏目の所に行くか」
「そだね~なっくんにクラス聞かなきゃ」
そんな会話をしながら歩いていたら、やっぱり男子達が注目してきた…
う…目立つ…
そんなことを思っていたらいつでも逃げれるよう?麗香や彩人や藤咲があたしを囲む。
うわ…捕まった犯人みたいだよ…
「おはようございます!!」
「「「おはよー」」」
三人はしらっとしてて、挨拶に答えてた
学校のトップだからかな…皆頭を下げてる
…………すごいんだ…皆
そんなことを思ってたらあっという間に職員室についた。
「お~!今日は来れたな」
「おはよーなっくん」
「おはよー」
マイペースに挨拶を交わす彩人にあたしは驚く
「んじゃ、まずピアスを…」「ピアス?」
「綾野学園の生徒は綾野学園のピアスを着けるんだよ俺らもついてるし。」
そう言って藤咲は耳を触った。本当だ。青いリングのピアスが着いてる
「んで、女子だしまだ寮も決まってないから綾野学園のピアスと生徒会のピアスつけとけ」
え…二つもつけるの…
穴、1つしかないんですけど…
「穴が1つしかねーんなら開けろ。」
「あ、押しピンあるよ」
「いやいや!!ちゃんと開けてほしいな!!」
「………安全ピンかぁ…」
「確かに。安全ピンなら、持ってんじゃね?」
……皆安全ピンで開けたんだね…(゜□゜;)
「じゃあ、生徒会のだけをつけとけばいいんじゃないかな?生徒会のをつけとけば、他の生徒に狙われにくいし」
「じゃ、そうすっか」
「う…ん」
ピアスを学校でつけろなんて初めて聞くよ…
あたしは、左耳にピアスをつけた。生徒会のピアスは銀だった。
「じゃ、クラスはAクラス」「はーい(-o-)/」
「じゃあ、生徒会、しっかり守れよ?」
「「「はーい」」」
本当に必要なのかな…
あたしはまだ信じられないよ。この生徒の大半が暴走族にいたとか、不良とか…あたしは場違いだと思う
やっていけるのかな…
不安で押しつぶされそうな転入初日が始まった
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