WILD☆☆STAR

11/118
前へ
/377ページ
次へ
「転入生、紹介するぞ」 夏目先生は教室のドアを開けて言う。 「女!?」 「てゆうことは、特待生か!?」 「えー美人!?」 うわぁ…いかにも男子の会話だぁ… 「つか、俺的にナイスバディがいいなぁ!!」 「どうなんすか!?隼人さん」いつのまにか教室に入っていた藤咲がいた。 「うーん…そうだなぁ……」ちょっ…変なこと言わないでよ…!? そんなあたしの視線に気づいたのか、藤咲はにやりと笑って言った。 「麗香並みの美人でボンキュッボンの女だよ。麗香よりも大人な女だぜ?」 「「「「うぉぉー!!!!」」」」 ……どこに…麗香並みにかわいくて、ボンキュッボンの大人な女がいるんだよ!?「確かに、麗香よりも美人ですよ。」?!!!! な…何を… 「確かに!めっちゃ美人だよ~しかも、胸でかいし!!」 ちょ…彩人くんや麗香まで…あたしの胸のどこがでかいんだよ!?(泣) 「はいはい、静かにしろんじゃ、入って~」 は…入りたくない… でも入らなきゃ 男子はわくわくキラキラした目であたしを待ちかまえている。 ……………………………くそぅ!! あたしは、後戻りしながら教室に入る 男子は一斉に「あれ?」という目をしてる。 「はい、自己紹介~」 「………………………………大原結衣です…」 後ろで藤咲が笑いをこらえているのがわかる。 男子の目は……… どこが美人でボンキュッボンで大人な女だよ… という目をしてた。 あたしは泣きたい気持ちになったけど、堪えて藤咲を睨んだ。藤咲は笑いをこらえきれてないみたいで、時々声だして笑ってた。 むかつくー!!!!!!
/377ページ

最初のコメントを投稿しよう!

115人が本棚に入れています
本棚に追加