WILD☆☆STAR

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職員室からでたあとは皆で寮に戻った。あたしは、藤咲としばらくは同じ部屋になった。寮にはいるまえに男子に囲まれたけど、何とか入ることができた。 「そういえば、お前なんでここに来たんだ?」 「え…何でって…」 「書類見させてもらったけど、母親いんじゃん」 あたしの胸がドクンと飛びはねるのがわかる 「…今はアメリカいるんだっけ?母親にひきとられたり「あんな人母親じゃないっ!!」 気づいたらあたしは怒鳴ってた。ドクンドクンと心臓がうるさい。藤咲は驚いた顔をしてる 「……ごめん……」 どうしよう…嫌われた?初めて怒鳴ってしまった…しかも…何も知らない藤咲に「別にいーけど…何かあんのか…?」 「…………別にない……」 言いたくなかった。言ったらしょうもないとか言われそうだから。それに…知られたくなかった… 「なら、いーけど。」 藤咲はそう言って部屋を出ていった。 人に怒鳴ったの…初めてだったなぁ… よりによって…藤咲に… 「結衣~!」 ドアを開けて入ってきたのは麗香だった 「ど…どうしたの?」 「ん?遊びに来たの。結衣こそどうした?」 「…え…?…」 「泣きそうな顔してる」 何で…あたし、ちゃんと笑ってるつもりだった… なのに… 「藤咲に嫌われちゃったかも…」 「…………」 固まった麗香はにっこりと笑ってなかった
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