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~蓮side~
産まれた時からそばにいたいつもそばにいて、いつも一緒だった。
だから、特別なんだと思う
でも、きっと恋愛対象ではない。
だから、返事は決まっているのに…
「蓮」
聞きなれた声で名前を呼ばれる
「…何?」
「そこ、俺の席」
生徒会室の席は会長だけが座ることができる特別な席「俺も前は会長だったし、いいじゃん」
「…そーゆー問題じゃないから」
「つか、隼人首に赤いのついてる。」
瞬間、隼人が顔を赤く染めて首を隠す
「…なっ…」
あー、そういうこと…
つか、そんなにも焦んなよこっちが恥ずかしいつっの「…したんだ?」
ニヤリと笑うと隼人は俺の頭を軽く叩いた
「…うるさい」
クールでいつも冷静で鉄火面の隼人がこんな風になるなんて。
本当にびっくり。
「つか、お前いつ帰んの?」「ん?何か最近ここらで暴れてるグループあるらしいじゃん?」
「…あー…」
「その仕事手伝えって上からの指示なので、しばらくは」
「…ふーん、逃げ道なくなったな」
こいつは…
結衣のこと以外は本当にするどい
「………どーすりゃいい?」
わからない。こんなのは初めてで。
麗香になんて言えばいい?変わりたくないのに
この関係を…
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