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隼人につけられた痕は内出血していて、当分消えそうにない。
ネクタイを閉め直す
首筋のは髪で隠せるかな
ネクタイもきつくしめたら、鎖骨のも隠せる
「隠すなよ」
そう言って隼人に釘を刺される
「…嫌だ」
「あっそ。俺はまだつけてもいいんだけど?」
後ろから腰を抱かれる
その行為でさえゾクッとするのに
「わかったから!少し開けとく!」
「よろしい」
そう言ってあたしの頭にキスした
む、むかつく…
軽々こんなことしちゃってさ…
「てゆうか!腰!」
「腰?」
「腰の手!話して!」
「…お前、細いなちゃんと食ってんの?」
「人の話を聞け!」
「…あ…」
「…え?…」
隼人があたしを座らせた
そこは机の裏
「…え?何?」
「しっ、蓮と麗香の足音」
どこまで耳がいいだよ!
てゆうか…
「隠れる必要、ある?」
「……一応?」
なんだそれ…
なんて思いつつも、見えないようにと隠れているので隼人との距離が近くて少し嬉しい
隼人の言うとおり、生徒会室に麗香と蓮が入ってきた
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