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お尻が痛いよ。お尻が。
てゆうか、本当に何なの!?何が危ないの!?
何が逃げろよ!!
ここには、一体何がー…
「大原結衣だよね?」
「え…?」
そこには、金髪の男の人が立っていた。
なんか…
さっきの美女といい、謎の男といい…
美男美女多くない!?
何てことを考えていたら、腕を捕まれる。
「え…?」
「行こう。先生あっちだよ」……え?
何でこの人はあたしの行きたい場所を知ってるの?
グランドを抜けると、これまた大きな校舎があった
「ここは?」
「生徒会室。」
「?!!」
生徒会室だけで!?
こんなでかいの!?
「彩人ー」
「あ。夏目。」
え…
「初めまして綾野学園教師の夏目准弥です。」
「あ、大原結衣です。」
夏目…若いな。
しかも、先生までイケメンだ。
「歳は27歳。みんなからはなっくんって呼ばれてんだよ。」
「こらぁぁぁ!!25じゃあ!!」「はは…」
何か変な人だな。
あ!
「あのっ!!校内には危険がってどうゆうことなんですか!?」
「「…………………」」
「?」
変なこと言った?あたし。「もしかして、転入書類の別封筒…の中身読んでないの?」
「…………あ、今日読もうかなって……」
「説明したら?そっちのが分かりやすいじゃん?」
「????」
あたしの脳内にはハテナマークが浮かぶ。
「そうだな~。大原、ここはな?」
ここは…
「全国の不良が集まった学園なんだよ。」
不良…
「つまり、中学の時にケンカや暴走したりした不良達が集まってるんだよ。」
「何のために!?」
「この学園は、警察と連携していて生徒がここらへんの不良をまとめることで、事件やケンカを防いでいるんだよ」
「警察と連携………」
「そんなわけで、全寮制、男女共学といっても、男子が大半。女子は生徒会一人と君を合わせて二人。」
「二人!?女子が!?」
「ほぼ男子校だよ」
「んで、寮が別れててその寮に勧誘する男子が大半だから、今日、追いかけられたりしたんだよ。」
へ…へー…
「女子があまりにもいないから、特待生募集は女子だけだし。」
「………………」
言葉がでない。
だって…全校生徒、798人中女子は二人…
しかも、結構危険だよ!?
あたしが…
こんなところ…
「ま、女子を守るためにこいつら生徒会がいるんだけどね。自己紹介、しとけ?」
「そだね~隼人ー麗香ー」
金髪の男の人の呼び掛けでみんな見たことがある人がやってきた。
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