WILD☆☆STAR

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「おい、起きろ」 「………ん……」 目の前には不機嫌な顔をしている藤咲がいた 「あれ…何で…」 「朝!起きろチビ!!」 そういっておでこを思いきっり叩かれた 「いっ…」 「麗香と彩人待ってる」 「はい…」 「シャワーだけ浴びて、制服着てこい。」 「……はい……」 痛いし、ひどくない!? 扱いがひどいよ!! あたし、女子なんですけど「早くしろ!!」 「はぃぃ!!」 もー…やだぁ!! 「転入生が来ることは事前に皆知ってるからね」 麗香が優しく笑いながらいってくれる。 本当に美人だよな… なのに、きさくに話しかけてくれるし… 「麗香!LOVE!!」 「え…?」 「何、イチャイチャしてるの?」 「彩人…」 「校内入ったら、気を抜かないでね。」 「え…」 「皆まだ転入生が女ということは、知らないからね」 「いつでも、走れるようにしとけ~?」 「………はい…」 何か綾野学園が不良校だってことが実感できる… 何か、リアルになってきた彩人と麗香は優しい。 あたしにこんな風に接してくれるのに… あいつは… 「チビは、走らされるよりかついだ方が速くね?」 「なっ…そんなことないよね!?麗香!彩人!!」 「「確かに、かついだ方が速いかもね~」」 「(゜□゜)!!!」 「だろ?足短いんだし」 そ…そりゃ短いけども… そんなきついことを… やっぱり皆優しくないよ…
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