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「おい、起きろ」
「………ん……」
目の前には不機嫌な顔をしている藤咲がいた
「あれ…何で…」
「朝!起きろチビ!!」
そういっておでこを思いきっり叩かれた
「いっ…」
「麗香と彩人待ってる」
「はい…」
「シャワーだけ浴びて、制服着てこい。」
「……はい……」
痛いし、ひどくない!?
扱いがひどいよ!!
あたし、女子なんですけど「早くしろ!!」
「はぃぃ!!」
もー…やだぁ!!
「転入生が来ることは事前に皆知ってるからね」
麗香が優しく笑いながらいってくれる。
本当に美人だよな…
なのに、きさくに話しかけてくれるし…
「麗香!LOVE!!」
「え…?」
「何、イチャイチャしてるの?」
「彩人…」
「校内入ったら、気を抜かないでね。」
「え…」
「皆まだ転入生が女ということは、知らないからね」 「いつでも、走れるようにしとけ~?」
「………はい…」
何か綾野学園が不良校だってことが実感できる…
何か、リアルになってきた彩人と麗香は優しい。
あたしにこんな風に接してくれるのに…
あいつは…
「チビは、走らされるよりかついだ方が速くね?」
「なっ…そんなことないよね!?麗香!彩人!!」
「「確かに、かついだ方が速いかもね~」」
「(゜□゜)!!!」
「だろ?足短いんだし」
そ…そりゃ短いけども…
そんなきついことを…
やっぱり皆優しくないよ…
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