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ポンポン…
すると、後ろから警官の肩を軽く叩く別の警官が居た。
「…片桐、それだったら適任の奴が居るぞ?」ニコッ
「田所課長…まさか…」
片桐と言われた警官は、田所と言う警官のそれはもう黒中の黒の笑顔に恐怖した。
その後、田所は携帯を取り出して誰かと通話をし始める。
数分後、通話は終わり今度は少女の前に片桐と交代して向かい合わせの椅子に座る。
「君の処分だがね…補導の回数を鑑みて、少々の処罰を言い渡そうと思う。
大丈夫、そんな重たいものでも無いから…」
田所は、片桐とは対照におっとりとして大人びた口調で話し掛ける。
「え?マジで?」
少女は、予想外の展開に鳩が豆鉄砲を喰らった様な顔をした。
「まあ、保護監視処分かな?」
田所は、さらりと処罰の内容を言い渡す。
「いや!結構、ヘビーじゃね!?」
「だが、相手は男子だぞ?君と同じ年の?
それと、今先の電話で取り付けたし、衣は君で何とかしなくてはならないが、食住付だぞ?」
「☆…なら、受け入れます!!バイト先で住込みだったんで!!」
男子と住食と聞き、少女の態度は一変した。
「なら決まりだな…」
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