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少女は話を続ける…
(…おかあさんにアナタのことが欲しいって言ったらね…『拾ってあげたのに恩知らずめ、出ていけ!』って言われっちゃった…)
少女の声に生気がない…
死ぬのだらうか…
(…私ね、アナタのことを初めて見たときにアナタのことを不思議に思ったの…目の前で何があってもアナタは、まるでアナタは…ガラスの中で全てを見てきたように…平然としている…どうして?)
少女は私に訴えかける、そして私が答える間もなく目を閉じた…
私は色んなものを見た、が私に話しかけるどころか声を聞かしてくれた人もいない…だから私は人のような思想を持っていても、人のような魂、感情、心これらのものは『持っていなかった』…
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