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いつの間にか眠ってたみたいで、部屋はもう薄暗くなっていた。
たくさん寝た筈なのに重たい身体をゆっくり起こして立ち上がると
一つ伸びをして部屋を出る。
それはいつものごく自然な行動で、僕はそんな自分の行動を後悔した。
「チャンミン、会いたかったよ!!」
リビングに足を踏み入れた瞬間感じた衝撃に驚く。
寝起きの頭には、今の状況を把握するには少しだけ時間が掛かった。
「・・・ジュン、ス?」
「チャンミン、僕の事忘れてなかった?僕はずっとチャンミンの事を思ってたよ。」
体一杯で僕を抱き締めるジュンスが少し掠れた声でそう囁いた。
数年前の僕ならきっとここで思いっ切り毒舌を吐いてジュンスをからかってただろう。
でも今は・・・ただただジュンスに抱き付かれるまま立ち尽くしていた。
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